衆院選:大阪2区と比例区で尾辻かな子が出馬!この選挙にLGBTと日本の未来がかかっている

 LGBT情報。

1)週刊朝日にミッツ・マングローブが

ミッツ・マングローブ「保毛尾田保毛男を狩る、分別できない人たち」

なる記事が掲載。私、とんねるずが嫌いでねえ。特に若いころは弱い者いじめ的な匂いにうんざりしてたのでほとんど見てないのだけれど、ミッツは勇気のある子どもだったので、それをネタにして立ち向かっていたとか。私は今その映像を見ると、やだなあ、こういうからかいめいた映像が家族とのお茶の間に流れたらゾッとすると考えるタイプなので、看過できないとするLGBTの人たちの気持ちもわかる。蓋をしないで、「弱者を揶揄する社会って変じゃないか?」という感性を議論に結び付ける必要は今の時代だからなおさら感じる。「ゲイですけど、それが何か?」誇りを持って言えるような社会にしたい。

 

2)来週っていうから19日か26日かわかりませんが、JWAVEのJAMTHEWORLD(夜8時〜)で堀潤さんとウーマンラッシュアワーの村本さんがLGBTについて対談?するそうです。楽しみ。RADIKOでも聞けますので聞き逃してもお忘れなく。(詳細は以下の画像をクリック)

 さて、ぐちゃぐちゃの衆院選です。

 

 ここにきて賞味期限が来るのが早すぎる希望の党が壊滅状態で結局野党票が伸びないという事態に陥っています。小池百合子はフェイクのリベラルだということは前々から言われていてたので希望の党が大勝するすることへの危惧はあったのですが、それにしてもふがいない。政治家としてこんなまずいケンカのやり方を見たことがありません。小池も前原も安倍自民と親和性が高いので、民主党崩壊は憲法改正への大連立を目指して密約したのではないかなどという噂もありますが、結果として小池百合子が踏ませた「踏み絵」が志のないものを排除する証明になったのは実に皮肉な話です。

 その勢いをかって、枝野・長妻・辻元を中心に結成された『立憲民主党』は1週間で立ち上げたけれど、50名前後の議席が予想されています。それ自体は私は絶望の中の一縷の希望だと思っているのだけれど、それでも立憲民主党で立候補した候補はわずか78人。自民の332人には遠く及びません。野党の分裂で漁夫の利を得る自公は議席を300に乗せて悪夢の安倍政権継続が予想されていますが、諦めてはいけない。

 なぜなら、これだけ注目された選挙で投票率が70%を回復すれば相対的に野党が浮かび上がる可能性はかなり高く、それは事前の調査で善戦するとされていながら自民党が史上最悪の大敗を喫した先の都議選の例を見てもわかります。

 まずはみなさんの周囲に野党への投票を呼び掛けてください。それが少なくとも安倍を引きずり下ろす唯一の可能性になると思います。

 そしてLGBT的には大阪2区と比例から、日本で初めて国会議員になったレズビアン尾辻かな子さんが出馬することになって、私の心の声がどよめきました!比例名簿は第2位です。ほぼ当選は確実ですが、ぜひとも小選挙区で老害じじい2人を押しのけて当選を勝ち取ってほしいと思っています。大阪、関西の方ぜひとも尾辻かな子の当選に力をお貸しください。

(注:参院選ではないので比例区で尾辻かな子と名前を書かないでください。比例区は「立憲民主党」で!

 せっかくですから、政党別のLGBTS政策への記事があったので以下に取り上げます。

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極力誰かを支配せず、支配されない社会で誇りをもって生きるために。
評価:
内館 牧子
¥ 1,728
コメント:多分NHKあたりでドラマ化されると思います。仕事って何だろうとまじめに考える本。時々内館さんらしいいい台詞がある。

 職業政治家というのは惨めな職業だなと今の政局を見て思う。

 

 自分たちの党の人気が落ちてきたので、風が吹いた政党に寝返った男。今度はその政党で元の仲間を査定しようとした。一方、今度は新しいボス、しかも政治経験が毛頭自分に及ばないような素人達にも頭を下げて自分がその政党に選別されようと土下座する。窮地に陥れば昔の仲間を売ることも厭わない。

 民進の玄葉は「候補者の人生がかかっている」と言って批判されているようだが、バッジがあれば威張れるけれど、バッジがなければただの人。バッジのためには、もともとあったかどうかもわからない「節」なんてごみ箱に捨ててしまった。

 菅直人が、希望合流の方針を受けて、小池を日本のメルケルと持ち上げたかと思えば、自分が入れないとなると今度は批判する。

 こんな政治家ばかりなのは野党に限らない。与党の政治家どもも官僚も、自分の進退を安倍が握っているから、ずっとお口にチャックで、矛盾や不満も口にできなければ、嘘や欺瞞も黙って見逃す。犯罪者まがいの首相を守るような言動も平気でする。あれは首相を守っているのではなく、自分たちの今現在の豊かな生活を守っているのだ。

 

 NHKスペシャルが最近揮っている。

先月放送された『沖縄と核』では、沖縄に核が持ち込まれていたことはもちろん、その核ミサイルが沖縄の海に誤発射されてあわや広大な放射能汚染の海を作るところだったという衝撃の歴史をアメリカの公文書と当時の関係者からスクープ。8月に放送された『戦後ゼロ年 東京ブラックホール』では敗戦直後の日本で、飢える日本人を尻目に、アメリカがどれだけ日本という占領国を好き勝手に占有し、アメリカ人しか入れない巨大な租界のような豊かな空間を作り出していたか、更に敗戦直前の政府や軍部が、大量の金塊や食糧や備蓄品を隠匿し、のちにそれが闇市に横流しされ今の支配層の経済基盤のもとになったかということを伝えていて興味深かった。

 昭和がよかっただの、戦前が良かっただのというのは嘘っぱちである。どの時代にも腐った権力者というのはいて、それらはまず自分がどうすれば他人を支配できるか、他人の命運を握れるか、を考えている。自分を育てた民進党を捨てて希望の党に走った細野にも、権力を渡り歩きながら権謀術数を磨いた小池にも、もちろん自分のあまたの嘘の尻拭いを官僚や関係者全員の口を封じることで乗り切ろうとする安倍にも、そういう匂いを感じる。

 理念とか国民のための政策とか、国家論とか、そういうものをすべて飛ばして、彼らはどうすれば人を支配できるかを考えるのだ。そして、そういう権力者を前に言いたいことも言えない。やりたいことを邪魔される。彼らの顔色を窺わないと進むものも進まない。そういう理不尽な国家に日本はなってしまったのだろう、とあらためて思う。

 

 内館牧子の『終わった人』を読了。面白かった。

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311を忘れない。堀潤監督『変身-Metamorphosis』を見てきた@9月14日恵比寿amu
評価:
価格: ¥ 1,512
ショップ: 楽天ブックス
コメント:AMAZONがレビュー表示できないので楽天でリンクします。借り手でもぜひご一読ください。

 矢部宏治『知ってはいけない 隠された日本支配の構造』を読書中。

 矢部さんの主要な著書は目を通しているので驚きはないが、なんでこんな酷い日本をめぐる現実がここまで一般日本人に知られていないのか。アメリカ追従の戦後従属レジームの完成形である安倍晋三がいまだ首相の座に座って、あの自称「仕事人内閣」に仕事を与える間もなく、野党の醜聞や敵失の間隙を狙っての選挙だという。(といっても、私はたぶん現内閣があらゆる警察権限と盗聴や個人情報の窃盗で政敵になりうる人間の醜聞をストックしてその時々のタイミングでリークしているもんのだとほぼ確信している。そうじゃないと17年前のピンクトラップとかわけのわからない記事が今更文春砲とかで出てこないわな。アメリカ仕込みの監視内閣)仕事人じゃなくて、「ショーウィンドウ内閣」或いは「羊頭狗肉内閣」と名付けるべき。

 森友、加計学園、安保、共謀罪、年金消失、自衛隊の駆けつけ警護、日報隠匿などなど、いまだ何一つ丁寧に説明された試しのない安倍内閣の悪行についてそこまで忘れっぽいほど、日本国民は愚かなのか、と言いたいけど愚かなのだろう。

 

 311震災について忘却をテーマにした映画を見てきた。愛する堀潤氏がNHKをやめるきっかけになったドキュメンタリー映画『変身-Metamorphosis』である。書籍化された『変身 メルトダウン後の世界』は読んでいた。でも、映画を見る機会はなかなかなかったことと、今回堀さんのトークショー付きということで仕事終わりの平日バタバタと恵比寿に出かけた。映画は感動するような代物ではない。むしろ絶望するような映画。でも、語り口は淡々としていた。

 堀さんの口からこの映画の制作背景を聞かせてもらうのは感慨深かった。

 まず、堀潤マニアしか知らないと思うので、この映画が撮られ、堀氏がNHKを退職する経緯について簡単に説明したい。

 2010年当時ニュースウォッチ9の記者だった堀潤氏がTWITTERで発信し始めたことが社内的に問題になった。でも怒られた席で上司を説得し、実験的に堀潤のNHKアカウントで発信することを認めてもらう。そうこうするうちに311震災。堀氏はクビ覚悟で震災時TWで発信を続ける。

 書籍版に震災当時の報道について以下の記述

 当時原発事故関連の解説をしていたのは原子力が専門の水野倫之解説委員と科学文化部の山崎淑行だった。二人とも非常に良心的な記者だ。事故翌日の12日時点で山崎記者は「まだ国は明らかにしていないが、深刻な原子力災害の恐れがあります。やむを得ず外に出る人は念のために長袖の服や長ズボンをはいて肌の露出を抑えてください。内部被曝のおそれがあるから外に生えている野菜などを食べないようにしてください。部屋にいる時は換気扇を止めてください」と放送の中で伝えた。
…「僕はもうNHKを首になるかもしれないと思ったけれど、これは今言わなくてはいけないと考えたから覚悟を決めて言った」
信頼する山崎記者らしいとおもった。しかし、これを美談に終わらせてはいけない。
そもそも経験のある記者が絶対に言うべきだと判断したことをテレビで口にするときに、クビを覚悟しなくてはならないと言う組織のあり方には改善の余地がある。…現場からの発信者は即ち、組織の見解を背負う発信者であるという縛りがこうした有事の際に取材者たちの手足を縛るのだ。(30ページ)

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山尾志桜里の不倫に拍手喝采すべき!-私も麟太郎をパックンしたかったわ-

 書きかけの割とどうでもいい記事の枕で書こうかなと思ったけれど、この件だけさらっと思うことを書きます。

山尾志桜里議員叩きの異様性 女性議員だから? 「良妻賢母」を求めているのかもね。 

 山尾志桜里議員が民進党を離党しました。とても残念なことです。私はこれからも議員としての活躍を期待しているところです。  さて、有権者の中には裏切られたという声もあるようです。待機児童をなくそうということの先頭に立っていたのが山尾氏でした。 待機児童を抱えるお母さんたちから裏切られたという声があるようなのですが、この裏切られたというのはどういう意味で言っているのでしょう。

   スキャンダルにさらされ、これまで山尾氏が失脚し、待機児童問題の解決が遠のいたことを言っているのでしょうか。 期待が大きければ、この意味で裏切られたというのであれば、心情はわかります。しかし、それなら、むしろ山尾氏を支援すべきだと思うのですが。(BLOGOS)

 ほんと、不倫自体、私は超どうでもいいと思ってるのよ。

 周りに不倫経験のある人!っていうアンケート取ってみなさい。過半数行くから。私も妻子のあるホモとセックスしたことあります。幼い娘の話なんかされると逆に萌えまくるというw。

 で、山尾議員と倉持弁護士の組み合わせを見ると、なんか、しょーがねーなあ、出会っちゃったから…。と思うわけ。

 倉持弁護士、マジでモーニングクロスのコメンテーターで私がチンポ咥えたいベスト3に入ってましたから(ほかは安部敏樹、西田亮介w)ほんと志桜里ったらひどいったらありゃしない!きーーーーー!って思います。

 でも、男の不倫と、女の不倫って違うんだなあってこの件で思った。男の不倫ははっきり言って性愛です。重婚疑惑の中川俊直、妻が妊娠中に浮気した宮崎謙介、どちらもただの性欲で同情の余地なし。今井絵理子はちょっと違うんだよね。あれは彼女のあほさとさみしさに付け込んだ神戸市議会議員の愛欲の巻き込まれ不倫。

 いずれの場合も女性が若く、男の性欲に起因してることは間違いない。

 一方で、志桜里はちょっと違う。片や検事上がりの野心満々の国会議員、片や人権弁護士で憲法にも詳しく爽やかでイケメンときたもんだ。もちろんお互いの容貌がいいことも含めて、法律に格段に詳しい二人のこと、話が合いまくったことが容易に想像できるのね。

 世の中の妻どもに言うよ。お前ら夫の仕事や人生や価値観の話についていけてるか?

 一方で亭主ども!お前の妻はほんとは性欲の排せつ用の子供を作るためのオナニー便器だったんだろ?違うか?????

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「外資」の導入は結局地方を貧しくする。水野和夫『閉じてゆく帝国と逆説の21世紀経済』
評価:
水野 和夫
集英社
¥ 842
コメント:読むと世界の道行きが分かる。

 テレ東の『未来世紀ジパング』でシェアサイクルのモバイクの札幌進出、神保町に中国蘭州ラーメン店の進出など、爆買いの次の中国企業の日本への爆進出・爆投資を取り上げている。番組内でシンガポール国境のジョホールバルに中国からの巨額な投資が入って港などのインフラが急激に整いタワマンが立ち並び、それは地元の物価を急激に押し上げ、更に投資目的で購入されたマンション群は住む人もおらず夜は静まり返っていて、元から住む人にとっては不気味なことであろうと報じていた。「中国から」というので、ことさら眉をひそめる向きも多そうだが、なんてことない、日本企業と言われている企業も、大企業には多くの外資が入っている。

 先日、パソコンを買いに行って思ったが、今、世界で戦える日本のパソコンメーカーなんてものはほぼないのね。シャープも富士通もNECもVAIOもみんな中国傘下、親会社がこけた東芝に先があるとは思えないし、メイドインジャパンって妄想??と痛感。結局私が買ったパソコンの利益の相応部分は外資に流れ、その会社の株主に流れている。

 

 夏に田舎に帰ったら、子どものころ中心地だった繁華街が「シャッター商店街」に変貌している。たまたまちょっと馬鹿な政治家候補のたわごとを聞く機会があって、その馬鹿が「シャッター商店街」に観光バスの経由ターミナルを作ったら商店街が一気に盛り上がりますよとか、吹かしている。果たして海外からやってきた中国だか韓国だかの客が田舎の商店街で何を買ってくれるというのだろうか。こういうふざけたおっさんが妄言を垂れ流して政治家という安定職にしがみつく。地方はそうやってますますなけなしの体力を奪われてきたのかとため息が出た。

 中央の政権に「地方分権化」を進める気がないことくらいわかりきっている。だから、中央は疲弊した地方の鼻先に痩せた人参をぶらさげるようにして原発だの基地だの公害だのを押し付けてきた。疲弊した地方の活性化策は何かといわれれば、すぐに外資だの工場誘致だのと政治家は言う。でも、今の時代工場や原発を誘致して地方が豊かになることはない、というのが私の考えだ

 

 尊敬する反リフレ学者 水野和夫先生の新刊『閉じてゆく帝国と逆説の21世紀経済』が出た。(そういえば私、上野千鶴子はセンセって書くのに、水野さんは何で先生なんだろう)論の基本構造は名作『資本主義の終焉と歴史の危機』と同じといえど目から鱗が落ちまくり。

 適当に総括するが、水野先生によると

1)ゼロ金利、マイナス金利の時代は貨幣が投資機会をすでに失っているということ。

2)「経済発展」や「技術革新」はすでに「経済発展教」信仰となりつつあり、イノベーションの時代を過ぎて、すでに世界から収奪できる辺境(周辺)が失われた今となっては、テクノロジーに「神頼み」しない限り2%の経済成長さえも達成できなくなってしまった。

3)経済成長を目指した結果、労働者の実質賃金は一貫して下がり続け、儲かったのは資本家と経営者だけ。GDPも上がっていない。もう近代は終焉を迎えているのだから、近代の目標を掲げたところで事態はますます悪化するばかり。私たちは自覚的に定常状態を目指していかなければならない。

とある。

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漫画でわかる日米の闇!矢部宏司『知ってはいけない─隠された日本支配の構造』
矢部 宏治
講談社
¥ 907
(2017-08-17)
コメント: 矢部さんの本は借りて読んだ後、あまりに多くの折り目が付くので結局買う羽目になります。1人でも多くの日本人に広く日本のおかれた現状を知ってほしい。

 北朝鮮がグアムにミサイルを飛ばすという話がある。

 それについて、モーニングクロスで専修大准教授の恒木健太郎さんが、「日本がもしグアムを狙ったICBMを迎撃したら、今度は明らかに日本がアメリカ以上の標的になるジレンマがある。それを考えると、日本には対話以外のオプションは残されていない」というようなことを述べていた。(録画を消してしまったので要旨です)

 戦後一貫してアメリカ追従であった日本だがここにきてアメリカとの利害が明らかに一致しなくなっている。アメリカは、北朝鮮のミサイルで日本や韓国で甚大な被害が出たり全面戦争になったりしたとしても、昔、ヨーロッパでヒトラーがポーランドやフランスを蹂躙してもなかなか参戦しなかったのと同じ道理で、米兵の命を賭けてまで日本を助けたりはしない。また、日本の首脳部にもたぶん、戦争するなら日本ではなく韓国とやってくれよと願っている節があるが、そのくせ対話路線を放棄していない韓国に比べて口だけ番長が長を務める日本とアメリカに無駄に好戦的で無責任な言動が目立つ。あの人たちはまじめに国防を考えたことがあるのだろうか?


sittehaikenai01

 前稿で予告した、矢部宏司さんが8月8日(火)のJWAVE JAMTHEWORLD で語られた内容について、講義ノート風にまとめていきたいと思う。

 矢部さんは本ブログで何回も取り上げた日米安保の専門家と言っていいんだろうか。もともとは広告代理店勤務だったのだけど沖縄の現状を見て義憤にかられ(?)2011年に『本土の人間は知らないが、沖縄の人はみんな知っていること―沖縄・米軍基地観光ガイド』を刊行。2014年に日米戦後史を俯瞰した『日本はなぜ、「基地」と「原発」を止められないのか』などで私に驚愕の日本のおかれた現状(惨状)を突き付けてくださった方である。この人もアメリカ寄りのメディアが支配している日本でテレビや新聞に大きく取り上げられることはほぼないが、さすがのJWAVEなのか、さすがの堀潤なのか、新刊紹介を兼ねてのご出演となった。

 新刊『知ってはいけない──隠された日本支配の構造』は前書き部分と各章のまとめに漫画を多用している。ご本人によると漫画を多用したのは、日米の歪んだ現状についてかなり認識は進んできたけれどちゃんと知ってる人はまだ数十万人で、1000万人くらいの人に知ってほしいと前書きと各章のまとめ漫画を公開したとのこと。(巻末に公開されている漫画を全部引用します。講談社サイトに矢部さんの投稿とともに紹介されているのでさらに詳しく知りたい人は投稿と矢部さんの著書にあたっていただきたい)

 箇条書きに近い形でポイントを抜き書きしたので興味のある所をぜひご覧ください。文字に弱い人は漫画だけでもぜひ。

 15日までは堀潤×矢部宏司のJAMTHEWORLD(8月8日)タイムフリー機能で聴取可能です。エリア外の人も是非!

 

・矢部さんは条文中心に読み解きを進めている。(条文には情念がカットされているのでフェアに読み解ける)

 

・戦後、沖縄返還以降、本土は「基地出ていけ」と沖縄に基地を押し付けて、見て見ぬふりをしていたものが、現在急速に「本土の沖縄化」が始まっていて、それは本土のメディアは沖縄のメディアほど報道しないだけでいろいろな問題が起こっている。

 

 例えばJWAVEのある赤坂には六本木ヘリポートという米軍基地があり、首都圏上空には横田空域(高さ7000mのヒマラヤ山脈のような)という米軍の管理空域がある。そこに国外から米軍関係者は自由に入ってこられる。そして都心までヘリで飛んできて広尾のニュー山王米軍センターにやってきて日米合同会議という秘密会議を毎月やっている。(米側は軍人、日本からは官僚が出席)

 

・なぜこのような見えない体制が継続されてきたかといえば、冷戦期にはこれが非常に「儲かった」からだという。(例えば朝鮮特需)兵器を扱えば儲かる!という成功体験を日本の支配層が忘れられないから盲従しているのではないか。

 

・米軍が展開している他国の状況と日本は完全に異なる。具体的には他国が米国で結んだ「地位協定」は相互協定なので国名を記載しないのが通例であるが日本の地位協定は一方的に「日本がやらなければならないこと」ばかり書いてある。その最たるものは、米軍が国境を自由に出入りできることで、条文には自由に出入りできることのみならず、どんな危険な行動をとってもかまわないと航空法特例法に記載されている。(いわゆるオスプレイ問題含む)

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被爆ピアノコンサート「未来への伝言2017」の違和感
矢部 宏治
講談社
¥ 907
(2017-08-17)
コメント:この5年、私の曇った目からもっとも鱗を叩き落した研究者の新刊。読みます。

 お久しぶりです。パソコンが壊れまして、優先順位と暑さで放置しておりました。m(_ _)m

しばらく書かないでいるとどうでもいい記事を書く気力はなくなるの( ̄▽ ̄;Aどんどん筆が遠のいておりましたが、生きてるのかな?死んだかな?とか思われかねないので、久々に普通にまじめな記事を書きます。

 

 招待をもらってコンサートに行ってきました。

被爆ピアノコンサート 未来への伝言2017

出演:谷川賢作 おおたか静流 ほか

主催の方には申し訳ないけど誰かを誘うのに躊躇いがあって結局1人で行ってきました。被爆ピアノ(今気が付いたけど被曝じゃないのね。これは放射能は浴びていないという意味でしょうか)というのは

 

ピアノはミサコさんという少女の家で使用されていたもので、爆心地から1.8kmと至近にもかかわらず、コンクリート造りの家だったことで、ピアノは傷だらけになったが、奇跡的に残ったという。

 

だそうです。このコンサートでは休憩時間に、観客がこの被爆したピアノに触れることも弾くことも可能とのこと。このピアノを再生して調律して反戦反原爆の象徴として全国を回っている矢川光則さんの物語は再来年映画化され公開が決まっているとか。

 いいコンサートでした。いろいろ考えさせられました。でも、感じた違和感も少なくなかった。この稿はそれについて述べます。

 

 谷川賢作さんはお察しの通り、谷川俊太郎さんのお子さんで、会では俊太郎さんの詩に曲をつけたものが複数歌われました。そのほかにおおたか静流さんの『花』や『悲しくてやりきれない』などの歌唱、クラーク記念国際高等学校の学生による演奏や歌唱など、いずれも聞きごたえのあるものでしたが、なんかもやもやしたものが去らない。そしてそのもやもやしたものの答えは谷川俊太郎が書いて、放送禁止になったという「原爆を裁く』という詩にありました。

「原爆を裁く」 被爆ピアノコンサート未来への伝言2015 YouTube)

男:12月7日 東京地方裁判所 原爆の国際法違反を世界で初めて認める

(三味線間奏)

(合唱)では、誰かの首を括りましょう

群衆:誰かを牢屋にぶち込みましょう・どうして牢屋にぶち込むの?誰かを!誰かに罰金を払わせましょう。罰金だ!お金です。お金で償わせましょう。いくらだ?いくらよ?いくらだ。誰かを!誰かを!

(三味線間奏)

(合唱)法に背けば、罪になるはず。罪になったら罰がある、はず!ただ悪いのは原爆を落とした人?ではない??

群衆:落とせと命令した人だ!・そうだ!そうだ!落とした人の責任なの?うるさい、だまってろ!そうだ、そいつが悪いんだ!

いや、もっと悪いのは原爆を作った人だ。作った人?そうだ作った人間だ。そうだそうだ!どうして原爆なんて作ったの?どうして?何のためだ?とにかく悪いのはそいつだ!そうだそうだ…

いーや、もっともっと悪いのは(全員で)戦争を始めた人だ!

いや!いや、いや、いや、いや、いや、いや…

(ピアノと三味線の乱打)

(合唱)罪を憎んで人を憎まず …原爆の首を括れ!いますぐ! 

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都議選は野党に投票してください。ますます中国化・北朝鮮化する日本

 ごく短く。

 日本在住の中国の友人から、「今日は、中国清王朝復活の日。外国のネットとつながるサービスが全面禁止、欧米番組の放送禁止、同性愛は変態とにされ、SNSの言論削除。何十年の努力は一瞬で消えた」という絶望的なメール。

ググったら以下のニュースがヒット

2017年7月1日 10時54分
【AFP=時事】中国当局は6月30日、インターネットの動画内容に関する新たな規制を施行し、動画ストリーミングを行うサイトに対してさまざまなプログラムを削除するよう命令を下し、国内のインターネット法規制をさらに厳格化した。
 同国当局が今回の規制で標的にしたのは、映画やドラマ、アニメで「同性愛など『異常な』性的関係や行為を描いた」作品だという。
 新しい規制では、ネットの動画サイトは全動画を最初から最後まで視聴する少なくとも3人の「プロの検閲者」を雇用し、「政治的・芸術的な正しい基準」を満たしていない内容を削除しなければならない。
 また当局ではネットのプロバイダーに対し、「国民に焦点を当て、社会主義的な価値観と中国の文化を促進する」プログラムの作成を呼び掛けている。→全文

  日本だって他人事じゃない。小林よしのりのゴー宣道場に安倍政権の悪行が掲載されている。

連日増え続ける安倍政権の悪行!

共謀罪、維新のチンピラに猿芝居をさせ、あの土屋正忠の動議で強行採決。

・その共謀罪に、すぐさま国連から「プライバシーの権利に悪影響」との指摘が要回答で届く。
・都合よく北朝鮮のミサイル報道。いいからさっさと撃ってこいや。
・テレビで松本人志を使い、「冤罪やむなし、メリットの方が多い」などとパーチクリンな援護をさせる。松本は松井一郎も番組に呼び、森友問題の矮小化に尽力。
山口敬之、強姦報道を前に内閣情報官の北村滋に助けを求めていたことが新潮の続報で明らかに。
・眞子さまご婚約、陛下のご意向を伝える報道に対し、「政治利用するな」などとおよそ生きる価値のない妄言を吐く。
加計学園、同じく獣医学科の新設を希望していた京産大の方がどう見ても優れているのにあからさまに特別扱いされていたことが明らかに。(加計学園問題を告発した前川氏を貶めるために多分盗聴と警察を使って集めた個人情報や行動を読売新聞にリークし、印象操作をしようとした(町田追加)
・森友学園、理財局のみならず国交省も結託していたことが明らかに。しかも補助金不正受給に関わる案件。
・古市憲寿、東浩紀など、何故か必死で「森友・加計なんてどうでもいい」的な発信をする。東浩紀は、民主主義が権力に公正を求め続ける必要性を意図的に無視しているとしか思えない。
・「政治風刺をしない日本のお笑いはオワコン」発言をした茂木健一郎、風刺ができない芸人達に逆恨みされ
 袋叩きにされ、謝罪に追い込まれる。

沖縄基地問題、この間ずーーーっと無視され続ける。
 これでは中国や北朝鮮を笑えない。いまの日本は「中国化する日本」であり、「北朝鮮化する日本」だ。
LGBT関連だって、いつ「変態」「キチガイ」に逆戻りさせられるかわからない。
 明日は東京都議会選挙です。
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いまごろ~?の性犯罪の刑法厳罰化~日本はセックスで「勇気」を測る未開社会~
山本潤
朝日新聞出版
¥ 1,512
コメント:三輪さん推薦の13歳で父親からレイプされた女性のレポート。体験談のみならず現実にどういう対処ができるか、などにも言及。

 父の日だったんですね。一応うちの父には「母の日」に一緒にものを贈ってあります。両親が老いるほど「記念日の思いやり」は下手な薬よりよほど効くので、忘れた方は「遅れてごめん」式で電話でもしてみてはいかがでしょうか。結局人を元気にするのは自分がどれだけ人から思われているかというよすがだけだと思うことがあります。一方で、自分個人について言えば、誰からも覚えられること、慕われることなく堂々とゴミのように1人で死んでやる!とか変な矜持をもったりもするのですけどね。

 

miwahusakoreipu01 性犯罪の刑法が110年ぶりに大幅に改定されました。

先週の木曜のクロスの三輪記子弁護士のオピニオンから拾うと主な変更点は4つ

1)男性も強姦罪(→強制性交等罪)の被害者になり得るようになった(今までの強姦罪は女性のみ想定)

2)懲役が5年以上に厳罰化

3)強姦罪については被害者からの告訴が不要の非親告罪に。

4)これまではの強姦罪は暴行や脅迫がマストだったが、監護者(親や、コミュニティの上位者)からの被監護者(18歳未満の子供)への被害は暴行や脅迫がなくとも罪に問えるようになった。

の4点。

miwahusakoreipu03

 一方、反対の立場を主張する人(日弁連の意見書)は、これまで強姦罪とされてこなかった肛門性交やオーラルセックス(今までは強制わいせつ罪)を5年にするのは急激な厳罰化なので3年でいいんじゃないか、また非親告罪になっても、被監護者の意見を聞かないで処罰するのは国家の権力の行き過ぎなんじゃないのか?という意見があるのだけれど、三輪さんはこれに反対の立場。

 

miwahusakoreipu02 三輪さんは膣と、肛門や口への侵入行為は何れも身体への侵入で、それはその人の命は損なわなくても心を損なうものである以上、分けるのに合理的な理由がない、また監護者と被監護者の間の性暴力はそもそも真摯な同意はパワーバランスがあるので「真摯な同意」は想定できないはず。親が子を、監督が選手を(内柴~!)、上司が部下を(上司じゃないけど、詩織~!)など、反抗すらできない状況での性暴力が相当数行われていて、今までだと反抗をしてないと性暴力と認められない状況があったので、厳罰化に賛成したい、という意見でした。

*追記:19日モーニングクロス、小高千枝さんのオピでは監護者は現時点では18歳未満に限られるようで、問題は残っているとのこと。パワハラには適用できませんものね。

 

 で、なんで、こんな話をし始めたかと言えば、実は「肛門性交」の話がしたかったんだけどさ、多分、そこまでこの稿ではたどり着かない気がするので、とりあえずゲイ的に今回の改正の我々に与える影響について多少話したいと思います。

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1996年まで存在した国家による断種犯罪~優生保護法とコンビニ人間(村田沙耶香)~
評価:
村田 沙耶香
文藝春秋
コメント:芥川賞とると思ってなかったもんで、ずいぶん読むのが遅くなりましたが、読みやすいし、示唆に富む村田ワールドが広がっています。村田沙耶香さん、他にもプレビュー書いてます。

 23日のJWAVE jamtheworld(堀潤)で、ほんの20年前まで存続していた「優生保護法」による強制不妊手術・強制断種を取り上げていた。

 衝撃の内容。概要について5月1日の東京新聞で報道があったようなので、引用したい。

強いられた不妊手術 優生保護法「国は謝罪と補償を」
2017年5月1日 朝刊
 「不良な子孫の出生を防止する」と定めた旧優生保護法(一九四八〜九六年)の下、障害や遺伝性疾患を理由に不妊手術などを受けさせられた人たちがいた。このうち、ハンセン病患者には国が謝罪・補償をしているが、他の人たちは取り残されたままだ。十六歳で不妊手術をされた宮城県の女性(71)による人権救済の申し立てを機に、謝罪・補償を求める声が高まっている。 (小林由比)
 「子どもを産めなくされたのを知ってから苦しみが始まり、今も苦しい毎日です」。三月下旬、参議院議員会館で開かれた集会で、女性が人生を振り返った。
 貧困家庭で育ち、妹弟の世話などで学校に通えなかった。中学三年の時、できたばかりの知的障害児施設に入所させられた。住み込みで家事手伝いをしていた十六歳の時、何も知らされず、卵管を縛って妊娠できなくする手術を受けさせられた。
 実際は障害がないのに、県の更生相談所で受けた検査の結果、「軽症の魯鈍(ろどん)(動きが鈍いこと)」などとされ、「優生手術の必要を認められる」と判定されたことが根拠になったとみられている。術後、生理時の痛みがひどくなり、仕事も続けられず、結婚もしたが、自分の体のことが気掛かりで離婚に至った。(記事末に全文)

 リンクしてますのでyoutubeぜひ聞いてください。衝撃的!

ラジオによると1996年まで続いていた「優生保護法」下で行われていた国家の蛮行について弁護士の新里宏二さん、研究者の利光恵子さんが具体例について述べている。番組から抜書きすると

・20年以上前、聾唖の女性が、親から盲腸の手術と騙されて受けさせられた。(リスナー)

▽新里弁護士語る

1948年から1998年までの50年間で、「遺伝性の精神疾患またはその他の精神疾患を患ってる」ということで同意を得ない形で約16500件の不妊手術が行われている。

 

・児童養護施設で里親のところで知能テストを受けさせられて、それが低い場合に強制的な不妊手術が行われるケースがあった。この知能テストも、父母が病弱で、児童が働いていたりして知能テストの結果が思わしくないと言うだけの理由で「精神薄弱」として本人にも知らせずに強制的な断種が行われていた

 

・この法律の目的は「不良の子孫の発生を防止する」ためで、一応は審査会や親の同意を必要としたが、地域を含めて「不良な子孫を防止するんだ」として、民生委員が通報するような形で大量の断種を国が主導する形で行われた。なお、これに本人の同意はなく、親は周囲から圧力をかけられて最終同意をするケースが多い。

 

・ハンセン病の隔離と断種については国が謝罪を行っているが、国はこの「優生保護法」については法律に基づいて正当だとして、謝罪も補償もしないという態度で一貫している。ハンセン病は被害者の一部から弁護士への救済を求めたことでようやく明るみに出たが、優生保護法による断種の被害者は現在も多くが孤立している。

 

・ドイツやスウェーデンでは2000年を前に既に補償がされているが日本ではまだ声が吸収しきれておらず国会で議論できる素地がない。被害者はどんどん声をあげてほしい。

▽被害女性から直接話を聞いている利光恵子さん語る

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