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美少女アニメが嫌いだから『BEASTERS』にハマったのか、私は?
評価:
消費増税反対botちゃん
ビジネス社
コメント:絵柄の好みはともかく、ほんとわかりやすいです。藤井先生ファイト!

評価:
板垣巴留
コメント:来春の舞台化も決定。日本発ライオンキングみたいになるかな。

 予想通りでしたが、消費税増税後の消費の落ち込みが半端ない。

そりゃそうだろうと思うよ。9月で閉めた店や会社、私の周辺だけでも10店ですまない。営業を続けている店もどこもかしこも多分苦しい。特に飲食業は深刻だと思う。

 私自身、9月まで3,4割だった外食率が10月以降、一挙に1割以下に減りましたもん。仕事から帰って普通に簡単なご飯作ってます。

 で、私が外飯で使ってた近所の定食屋さんはみんな健気で料金据え置きにしてるので、行ってあげなきゃいけないのだけれど、自炊習慣がしっかりついちゃったのよ。料理が楽しくてさ。

 友達と飯食う以外はほぼ自炊で、総個人消費支出多分平常で10%以上落としてる。落とせる家計内容だからいいけど(要はこんな国に極力税金払いたくない。)、子供や病人、老人を抱えてる世帯は爪に火をともして生きてると思うよ。

 消費税廃止論の藤井聡先生が監修してる『こんなに危ない!?消費増税』を読了。

知ってたことばかりだけど、わかりやすかった。

 消費税が、法人税減税の補填に使われてきたこととか、大企業の実効税率がどんどん下がっているとか、有識者会議のメンバーが大企業から出された御用学者、御用経済人ばかりだったとか、日本がハイパーインフレになるという脅し文句は現実を反映していなくて、IMFの言うことを聞いてPBバランスを改善しようとしたギリシャとアルゼンチンだけが景気縮小の末に財政破綻した、とか、知っておいて損のない話ばかりなので、興味ある方はぜひ手に取ってほしい。巻末に何ページかスキャンして貼り付けておきます。

 

 で、よくできてるなあと思いつつ読んだこの本も、ゲイの私にはなかなかはかどらない部分がありました。『もしドラ』の時も思ったけどね、なんで主人公が線の細い戦闘美少女で、そこにいかつい大人が次々と敵として表れて、そいつらをバタバタ倒していくというフォーマットを逃れられないのかと。

 中学・高校時代、さまざまな勉強マンガで受験対策をした私としては、マンガという形式(もはや様式美?)が少なからぬ若年のハートをつかむシステムであることはわかってるよ。特に、話題になってる、読解力の足りない?若い読者の興味を最後まで引きつけるには。でも、わかってはいるけれど、美少女と簡易なストーリーに時々拒否反応が出てしまうのよ。年配のオカマの私としては。

 大抵の物事って、こんなに簡単じゃないよね?いや、この本について、大筋は間違ってない。ターゲット設定も、騙されたら相当馬鹿だが、自民党のプロパガンダマンガ(自民党2019だの、『トンデモ野党とメディアの非常識』とかね)あたりを意識してると言われればそうなのだろうと思わなくはないが、それでも、こんなんで、右に行ったり左に行ったりするなら、この国に将来はあるのか?と思われてしまう。若い子が全部バカだとまで私も思ってないのだけど、この国の国民は、政治問題を忌避し続けるとどうなるかという社会実験をやってるようにすら思える。香港を見ればわかるように、そうやって逃げ続けていれば、ハイエナなりオオカミなりの食い物にされるのは必定。政治は難しいと忌避せず、まずは向き合うことから始めてほしいなあと改めて思う。

 

 beasters_ga『こんなに危ない!?消費増税』を読んで、あらためて気づいたことが一つ。私は日本を代表するカルチャーだとされてる「ネオテニー文化」が嫌いなのね、と思った。つまり、ガキに興味がない。嵐も、AKBも、ディズニーも、少年ジャンプも、セーラームーンも興味がない。きれいな顔をした目が顔の30%くらいあるキャラクターがにこにこ勧善懲悪を説く世界に吐き気がするのだ。そして、大人になっても延々それを見続けて、それらのコンテンツの売り上げに貢献してる者たちにも。だから日本人って、こんなに幼稚なのかと。

 

 なかでも、漫画原作の恋愛コンテンツにうんざりする。見てないけど『天気の子』だって、適当に超常能力与えられた美男美女が中二病的になんかする映画でしょ?とか、偏見抜きで見られない。リア充男女への恨みつらみ、というか、ハロウインへの嫌悪感と通底するものさえある。

 そんな私が、珍しくアニメにはまった。フジテレビ水曜深夜でやってる『BEASTERS』である。

 

 紹介しようと思ったのが3週間ほど前なのでもう10話くらいまで進んでしまったのだが、実に面白い。原作はマンガ大賞をとったときから読みたかったのだけれど、私はマンガに購入も課金もしない、しょぼい大人(;'∀')なので読みそびれていたのだ。youtubeを漁ると、海外のオタクが結構まめにアップしてくださるので、探せば無課金でも最初から見られるはずなので探してください。

 

 擬人化された肉食獣と草食獣が生活・共存をする世界で、全寮制の「チェリートン学園」へ通う動物たちの群像劇。主人公はハイイロオオカミのレゴシ人見知りで内気で不器用、自分が肉食獣のオオカミであることにコンプレックスを抱いている。

 彼が恋するのはウサギのハル。このウサギ、見かけによらず超ビッチ!学園の生徒を肉食・草食問わず手玉に取り咥えこむ。もっとも、それは圧倒的弱者であるウサギの彼女の生存戦略であり、その内にある寂しさと優しさに惹かれた、演劇部の花形で、学園のカリスマ的存在のアカシカのルイと恋仲になっている。

 この漫画(アニメ)の凄いのは、「外面」や「カテゴリー」を越えて、人は愛することができるのだろうか、という壮大な問題提起だ。肉食獣も草食獣も、更に鳥類まで(魚類はどうなんだ?)一緒に暮らしてて、交尾もできるってのは、あまりな設定だと思うけれど、その中で「オオカミ」の外貌を持つ男子が(或いは「赤鹿」の外貌を持つ男子も)「ウサギ」の外貌をもつ女子に惚れる。普通無理だよね。しかもその社会には、オオカミはオオカミとつがえ、ウサギはウサギとつがえ、つがって子孫を残せという圧力が存在している。

 ここまで書いたら、ご想像の通りですけど、これはLGBT問題ともとても近い。そして、「美少女マンガ問題」とも近いのだ。

私たちは、同じ種で、こういう記号に興奮せよと社会から命令をされて興奮して射精している。しかも、オオカミのレゴシには、ウサギのハルに対する欲望が、性欲なのか、食欲なのかまずは判別せよという課題まであたえられている。

 私たちLGBTに与えられてるのは、性欲なのか、友情なのか、愛情なのか?性欲から愛情は地続きなのか?それは禁じられた作法なのか?という命題だ。

 更に、この漫画の提起する問題はセクシュアリティにとどまらず、たとえば、高齢者と若年、異人種、異種族での恋愛は可能かどうか、というところまで問うている。

 最近、女子中学生を監禁した男が立て続けに逮捕されたが、彼らは外貌は「オオカミ」だ。でも、聞けば「ウサギ」の女学生がツイッターで「今夜誰か泊めて」とか呟くだけでダイレクトメッセージが殺到するらしい。これは狩りなのか?

 

 翻って、私は最近若い美しい男子と話す時、どういうスタンスをとればいいのかいちいち困っている。(だから概ね近寄らない。親しくなりたいくせに)そもそも、恐れ多くって話しかけられもしないのよ!理解ある年長者の立場で接したほうがいいのか?若い振りをして今でもあなたが性的対象ですよと言う信号をほのめかしたほうがいいのか?どうすれば距離をつめられるのか、それは、オオカミのなりで、ウサギと親しくなろうとしているレゴシと恐ろしく似た話ではないのか、と。

 

 人はアバターを生きているわけではないので、何をどうやっても衰える。何をどうやっても、美醜や階級など身体の軛を逃れられない。それを越えて恋愛は成立するのか、というかなり壮大な問題提起で物語を動かしていることに感銘を受ける。

 もちろん、疵もないわけではない。それはその動物特性が即ちキャラクター特性になるわけで、オオカミとウサギだとある程度、普遍的だが、これがドブネズミとオオカミだと、無理でしょ?と思わせるのはどうなんでしょ。

 ドブネズミの立場で生まれてしまったキャラクターに果たしてどういう救いがあるのかとかね。

 

 原作はかなり進んでいるので、読み進めたいなあと強く思った。

興味を持った方は騙されたと思ってyoutubeを漁ってください。

 

■こんなに危ない!消費増税

 

 

カテゴリ:himahima | 23:48 | comments(0) | trackbacks(0) | -
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