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自信のあるデブは美しい!〜映画『ヘアスプレー』〜
評価:
¥ 1,108
コメント:体が自然に動き出す名作ミュージカル。

hairspray1 まさか「おネエ★MANS」がゴールデンに進出するとは思わなかった。FOXでやってた『Queer Eye』(*注1)の日本版としての企画意図もあったのだと思うけど、出てくる有名オカマの方々が豪気で、はしたない振る舞いと金遣いをなさるもので、これでいいの?と思わなくもないです。有名女装で最近コメンテーターの活躍も多いマツコ・デラックス女史が「あんな人たちと一緒にされたくないの」と出演依頼を断ったらしいのがまんざらガセでもない感じの盛り上がりで、「世界バリバリバリュー」で、紳助が「あなたたちがこうやって頑張ってるのがマイノリティの方たちに勇気を与えるんですよ」って言ってたのも素直に肯定できない感じ。おネエ=金持ちで図々しい、だったらマイノリティというより別人種のお話ではないかと。
 視聴者がそういうのを求めてるって言われればそこまでだけど、いやみな金持ち芸人の「お笑い番組」だと思う。彼らは技術もあってトレンドを先行・発信できるのかもしれないけど、金とモノと欲の亡者に見えます。映画『セブン』でぶっ殺されてく人たち代表、みたいな。(言い過ぎ?)
ま、面白いんだけどね、TOKIOの山口君の悲壮感溢れる美しさだけが際立って見えますw
 ご出演の皆様、お慎みあれ。ちやほやされて浮かれてるだけなら、メディアにすぐ消費されつくされるわよ。プロならプロの技でもっとかっこよくなってください。同じメイクアップアーティストならIKKOさんよりかずきれいこさんや、田中宥久子さんのほうに志を感じます。

 で、おネエのお話ではなくおデブのお話です。映画『ヘアスプレー』ご覧になりました?久々に映画を見てすっきりしました。割と単純明快なんですけど、読後感の爽やかなこと、この上ない、予告どおり99%の人の幸せ度がUPする映画です。

hairspray1
 主人公はダンスTV番組『コーニーコリンズショー』に憧れる16歳のトレーシー。ダンスもおしゃれも申し分ない彼女の唯一の問題はデブだったこと。オーディションを受けても、ミシェル・ファイファー演じる意地悪なガリのプロデューサーに追い出されます。ここで凄いのは彼女は「痩せよう」とか思わないこと。自分の魅力と才能を信じて、シンデレラストーリーならではのラッキーな巡りあわせでスターダムにのし上がっていきます。

 デブであることが天性の特性であるかは別にして、デブだっていいじゃない。そうよ、アタシはキュートで踊れるデブなのよ、という、渡辺徹も真っ青な開き直りと自己肯定感が全編に溢れてます。
 1960年代初頭のボルティモアが舞台ですから人種差別が大きなテーマで、黒人なら黒人であることに誇りを持って生きようというメッセージがこめられているんですが、Queerな登場人物が多数出ることもあって、ゲイ映画ではないのに見終わったあとに「ゲイであることの何が悪い!」といきがって劇場を出てこられるような素敵な映画でした。
 自信を持って生きるあなたはデブでもブラックでもクィアでもゲイでも美しいのです。(おネエ★MANSの皆さんでさえ自信がある今は美しいもの(毒)) 

 中でもジョン・トラボルタの怪演が凄い。(画像左)トレーシーのお母さんの役は舞台では代々巨漢の男が演じていたそうですが、実は最後まで彼女がトラボルタだと気づかないほどの特殊メイク!だって、サタデーナイトフィーバーパルプフィクションのイケメン俳優がまさかこんな「汚れ」をやるなんて!!もう惚れてしまいそうです。
 唯一の難点はミュージカルにもかかわらず、目玉の1曲に乏しいこと。ドリームガールズの『オンリーロンリー』RENTの『シーズンズ・オブ・ラヴ』に匹敵するような1曲が見出せず、劇場で体を揺らしていたのに、劇場から出たら何のフレーズも口から出なかった。ちょっと残念な感じ。映画版のほうが舞台よりもいいと絶賛されてるので、ぜひ劇場でご覧ください。

ヘアスプレー公式HP:http://hairspray.gyao.jp/?cid=haigo
おネエ★MANS公式HP:http://www.ntv.co.jp/one-mans/profile/index.html
(注)FOXチャンネルクィア・アイ:今もたぶんCSで放映されてると思いますが、アメリカの5人の才能あるゲイが一般男性を変身させる人気番組。面白いけど披露されるノウハウが日本で使いようのないものばかりで2回見てみるのを辞めました。
ヘアスプレー DTSスペシャル★エディション (初回限定生産2枚組)
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コメント
まだみてませんが、みたいですね。是非。トラボルタってなんだか凄くおおらかな俳優だな。。。。
| ユズ | 2007/10/31 1:21 AM |
>ユズさん
デート向けですよ。明日の映画の日にでもぜひ!
| machida_syuji(管理人) | 2007/10/31 8:11 PM |
「おネエ★MANS」への不快感がナンだろうかと思っていたけど、マチダさんの
>はしたない振る舞いと金遣いをなさるもので・・・
この一言が、その真相だったようです。仕事は一流でも、立ち振る舞いがアレじゃねぇ・・・
>マツコ・デラックス女史が出演依頼を断ったらしい・・・
なんとなく分かる気がします。『ゲイのゲイ嫌い』に通じるものがありそうで。
やっぱり日本では、一流アスリートやジャニーズ系の子がカムアウト限り、オネエとゲイの分離が難しいようですね。
| 半蔵門和己@劇団半端者。 | 2007/11/23 4:53 PM |
>半蔵門和己@劇団半端者。さん
 もったいないですよね、あれじゃ。個別で「カーリーのお気に入りの店」みたいな番組だとそんなに下品には見えないのだけど、あんだけ集まると、悪い面が増幅されてる感じ。
 でも、出演者は楽しいと思いますよ。私も出演して山口君にセクハラしたいくらいw
>マツコ
最近「僕らの時代」(フジ)でマツコとうさぎと、株式トレーダーの女(名前忘れた)が対談するというゴージャスな企画があったので、時間があればテキストに落として紹介します。
| machida_syuji(管理人) | 2007/11/23 5:09 PM |
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