正月2日3日は箱根駅伝を見るべし〜予選会&映画『風が強く吹いている』公開間近!〜
評価:
三浦 しをん ¥ 860 コメント:たかだか長距離走にここまでのドラマを盛り込める三浦しおんの筆力に脱帽。もともとBL出身の作家だけあってほんとホモ心をキュンキュンさせます。私の生涯小説ベスト10に入れてもいいかも。 |
前ならこんなもん、全く興味がなかった。
そもそもマラソンはゴール間際にならないとドラマがない。絵面は何人かの選手が横並びでずっと同じである。高校野球の動きのなさをかったるく思っていた私だったので、こんなのどこが楽しいの?と思ってたのに、今は嬉々としてテレビの予選会に釘付けだ!
私をここまでかえたのは昨年『風が強く吹いている』(三浦しおん)を読んだからである。
月末公開の映画版の試写会狙ってるんだけど、当たんないー(゜.゜)
この原作、物語がすこぶる面白い。
一旦は故障で長距離ランナーの道を諦めたハイジ(小出恵介)がスパルタ式の高校陸上から不祥事を起して陸上弱小大学に進学したカケル(林遣都)と出会ったことをきっかけに、他に陸上未経験者8人を集めて全く無謀ともいえる箱根駅伝優勝の野望を目指すという、痛快な物語。映画版はありていな出演者ばかりでいいのか悪いのか、(DIVEも、バッテリーも、これも林君って・・・あってるけど、そんなに人材がいないのか?)原作イメージを裏切らないか、原作ファンとしては随分と心配してるのですけど、とりあえずは見にいきたいと思ってます。
まず、映画にしろ、箱根駅伝にしろ、見所はランパン、タンクトップのセクシーユニフォームだ(そこかよ!)予選会見ながらちょっとときめいちゃった。(*´Д`)=з
法政の福島成博君、かっこゆす!(*^_^*)2年のブランクのリベンジで滑り込みで出場を決めた法政。一方、52年連続出場の伝統校順天堂が出場できなくなって、みんな涙に暮れていた。みんなが自分の不甲斐なさと無念さ、でもどうにもかなわない、やり直しもきかない破れた夢に涙しているその一体感は本当にたまらない。ついでに、きっと順天堂の選手たちは、今晩全員正座で並べられて、先輩に仕置きを受けるんだ。。。とか妄想。
おばちゃんは萌えて萌えてしょうがないよ・・・( ̄▽ ̄;A生理始まっちゃいそう。
ここ数年、青春スポーツ小説には本当に佳作が多い。
あさのあつこ『バッテリー』、佐藤多佳子『一瞬の風になれ』、そして映画レビューで取り上げた森絵都『DIVE』など、どれもオトナが読んで損はない傑作である。
この手の小説を読むと何か切ないような胸のかき乱され方をするのは、なんで自分は高校、大学と体育会系クラブに身を投じて、先輩や後輩と寝食をともにし、箱根に行っても行けなくても涙を流して、肩を叩き合うような「青春」を送ってこなかったのかしらと思うからである。後悔なのか、妬みなのか、今からでも法政大学に入りなおして?陸上部に入部したいくらいの熱い思いがある(笑)
無駄に老いてしまったこの体が本当に恨めしい。
映画の宣伝で書き始めたというより、何はともあれ、原作本を読んでいただきたいと記事にしてみました。
ドラマ『ビーチボーイズ』で反町と竹之内にプラトニックな恋愛関係?を勝手に読み取った私ですが、ハイジとカケルにもそれが当てはまる。もっと言えば、戦時中の将校と部下とか、江戸時代の殿様と小姓とか、先輩は後輩を思いやり、後輩は先輩に尽くすという、なんでお前らはセックスせんのじゃあ!と一瞬叫びだしたくなるような、もやもやした甘痒いような快感がちりばめられていて、そいで爽やかなのさ。500ページからの分厚い本の読後感は実に爽やか。
正月前に是非、原作本を読んでいただきたい。これを読めば、読んだあなたが正月朝から箱根駅伝のテレビ放送に釘付けになることを保証する!
映画『風が強く吹いている』公式サイト:http://www.kaze-movie.com/index_pc.html
この手の小説を読むと何か切ないような胸のかき乱され方をするのは、なんで自分は高校、大学と体育会系クラブに身を投じて、先輩や後輩と寝食をともにし、箱根に行っても行けなくても涙を流して、肩を叩き合うような「青春」を送ってこなかったのかしらと思うからである。後悔なのか、妬みなのか、今からでも法政大学に入りなおして?陸上部に入部したいくらいの熱い思いがある(笑)
無駄に老いてしまったこの体が本当に恨めしい。
映画の宣伝で書き始めたというより、何はともあれ、原作本を読んでいただきたいと記事にしてみました。
ドラマ『ビーチボーイズ』で反町と竹之内にプラトニックな恋愛関係?を勝手に読み取った私ですが、ハイジとカケルにもそれが当てはまる。もっと言えば、戦時中の将校と部下とか、江戸時代の殿様と小姓とか、先輩は後輩を思いやり、後輩は先輩に尽くすという、なんでお前らはセックスせんのじゃあ!と一瞬叫びだしたくなるような、もやもやした甘痒いような快感がちりばめられていて、そいで爽やかなのさ。500ページからの分厚い本の読後感は実に爽やか。
正月前に是非、原作本を読んでいただきたい。これを読めば、読んだあなたが正月朝から箱根駅伝のテレビ放送に釘付けになることを保証する!
映画『風が強く吹いている』公式サイト:http://www.kaze-movie.com/index_pc.html
箱根駅伝予選会:駒大トップ通過 順大が敗退
2009年10月17日 18時14分 更新:10月17日 20時16分
第86回東京箱根間往復大学駅伝競走(箱根駅伝)の予選会が17日、東京都立川市の陸上自衛隊立川駐屯地から国営昭和記念公園までの20キロのコースで行われ、関東地区の47校が出場した。各校上位10人の合計タイムで争い、10時間3分39秒でトップ通過した駒大など11校が来年1月2、3日の本大会出場権を獲得した。前回の箱根で3位に入りながら、陸上部員の大麻吸引などでシード権を取り消された日体大は、4位で通過。第83回大会など優勝11回を誇る順大は13位に終わり、初出場からの連続本大会出場は52でストップ。第73、74回大会を連覇した神奈川大も連続出場が18で止まった。個人では15キロ過ぎに先頭に立った東海大1年の村沢明伸がトップでゴールした。
予選会の成績上位8校と、関東インカレポイント(5月の関東学生対校選手権の成績やエントリー数をタイムに換算)を合計タイムから引いた成績で残りの3校を選んだ。本大会はシード8校と落選校の選手で構成する関東学連選抜を加えた計20チームが出場する。
◇総合成績
(1)駒大10時間3分39秒(2)東農大10時間5分2秒(3)上武大10時間8分55秒(4)日体大10時間11分1秒(5)帝京大10時間11分20秒(6)城西大10時間11分36秒(7)専大10時間11分42秒(8)青学大10時間12分32秒(9)東海大10時間9分21秒(10)亜大10時間14分35秒(11)法大10時間14分58秒(9位以下は関東インカレのポイント分を合計タイムから引いた成績)
◇個人成績
(1)村沢明伸(東海大)59分8秒(2)高橋(城西大)59分23秒(3)深津(駒大)59分27秒
▽本大会出場シード校=東洋大、早大、大東大、中央学院大、山梨学院大、日大、明大、中大