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イケメンは接写が命~ジェームス・フランコ『127時間』~
評価:
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¥ 3,100
コメント:ジェームス・フランコの毛穴まで見える美しいお顔やのどチンコを楽しむ映画。結末はお察しの通り。ゆえにカメラワークや映像を楽しみたい。

jamesfranko127 たいそう放置で大変すみません。何本も書きかけては途中でやめてる。こんなことなら思いつくままツイッターで吐き散らかしたほうがましか。政治的な話題に行くとただただ怒りや情けなさに満ち溢れてしまうので、読み返しては書きあがらない。汚いとか、いやだとかいうのをそのまま書き散らかすことってやっぱ無能だよな…と自省モードに入ってしまうのさ。
 ふらっと終映間際の映画を見てきた。
127時間
 スラムドッグ&ミリオネイヤーのダニー・ボイル監督で、主演が映画『MILK』でショーン・ペンの恋人役を演じたジェームズ・フランコ。
 2003 年4月25日金曜日。いつものように行き先を誰にも告げず、休日はクライマーとして人生を謳歌しているアーロン。今回の目的地はブルー・ジョン・キャニオン。土曜日の朝、車からMTBを取り出し渓谷へ向かった。途中、道に迷った二人の女性を秘密の場所へと案内する。そこは岩と岩の隙間から下の泉へとダイブできる場所。大胆なアーロンの行動力は彼女たちを魅了する。そんなアーロンに、思わぬ災難が降りかかる。
 で、予告編で腕を岩に挟まれて身動きできないアーロンが映し出されて、タイトルが127時間で、「アーロンは大きな決断をする」と言われたら、その答えは一つしかないでしょ。127時間後でヘリが現れました、とか、人に助けられました、では物語にならない。腕が抜けましたってのも間抜けだしねえ。
(以下ネタバレです。)
 となると、答えは一つ。
あ、腕切りやがったな…。(>_<)

 ところで、私は『SAW』の第一作のクライマックスを恐怖で早送りしたチキンである。怖いとか、痛いとか、哀しいとかのうちで、最も嫌いなのが痛いので、中でも自傷系に弱い。自分で自分のカラダの一部を傷つけるというのが何よりくる。拷問で歯を一本ずつ抜くとか、爪を順番に剥がすとか、村上春樹の『ねじまき鳥クロニクル』に全身の皮を生きたまま剥ぐなんてのが出てきたときには文字でも卒倒しそうでした。(逆にリスカはぬるいと思う。だって死なないこと前提の自殺遊びなんか舐めとるのか!と思う)
 それがわかってて見るのもどうかなーと思ったのだけど、嫌悪感をおしてでも見ようと思ったのは、とにかくジェームズ・フランコの顔がイキそうになるくらい好きだからだ。

 私の好みの顔というのは本当にわかりやすい。大きな瞳、それでいて笑うとくしゃくしゃになる笑顔、尖った鼻、鋭角的な骨格がわかる程度の頭蓋に丁度こそいで食っても(マグロのほほ肉のように)満足できる程度の肉づき。ごつい身体、大きな背中。
 伊藤英明阿部寛、照英、真崎航ガエル・ガルシア・マルケスドルフ・ランバート(ベルアミのポルノスター、伊藤英明似)、ジョナサン・アガシ(ポルノスター)…。
 ネクタイよりも首輪の似合うような、呼べばハアハア飛んできて、投げた骨を空中キャッチできるような犬顔の男が好きなのである。
 その線で行けば、ジェームズ・フランコはドンぴしゃ!そのジェームズをとにかく接写し倒した映画がこの127時間だ。

 筋立てを楽しむ映画ではない。だって最初の20分を超えるともう主人公は動けないのだから。その自分の脱出への努力を遺書的な意味も含めてビデオカメラに収めていて、そこに喜怒哀楽が現れる。(実話の映画化なので、アーロン・ラルストンってすごい。)一人芝居でも絶望や後悔に打ちひしがれまいと自分を鼓舞し、最後の決断を下すまでの過程が表情の細部、筋肉の動きのひとつひとつを撮りもらすまいと接写される。観客を飽きさせないためのカメラワークが見事。ジェームズの毛穴、唇、喉ちんこ、まつ毛、ひげ(5日たっても余り伸びないのが変)、腿、血管がこれでもかというほど接写される。
 はっきり言おう。ジェームズフランコの美しい顔だからこの映画はもったのだ。これがブル−ス・ウイリスのしかめ面だったり、トム・クルーズのマネキン的美形だったりしたら薄い映画になりそう。ニコラス・ケイジの不幸を背負った平板顔でもいけない。(ブラピならイケるかな)
 私は大写しのジェームスの唇の皺を数えたり毛穴を見つめたり、鼻毛を探したりしながらうっとりしていた。で、結末は言わずもがなだけど、見ていて、思ったことがある。
 「いいポルノの基本は接写だ」
 6割がたジェームズの顔しか映ってないこの映画をポルノ映像に係る人はぜひ見たほうがいい。それくらいカメラワークがうまい。
 フレームに入りきらないような接写。それでも外さない瞳や口元、息遣いと表情。大事なところ(チンコじゃないよ)を集中して撮ったものでないと単調な映像は見るに堪えないものなのだ。

 下手くそなポルノ映像(ポルノに限らず)というのは世の中には溢れていて、その最大の理由は少ないカメラで全体を記録的に撮影しようとしてしまうからである。子供の運動会ビデオではないのだから、興奮させる映像を撮るためには撮影計画は欠かせない。でも、その辺を適当に済ませている映像会社が多すぎる。記録映画を見たいわけじゃない。見たいところを的確にフレームに収めてくれる接写映像こそが観衆を喜ばせるのだ。

 相変わらず、私は洋物では
ベルアミを好んで見るのだけど、ベルアミというのはほんとにすごい会社で、あれはいったい何人体制で撮影してるのか、どんな機器を使っているのか非常に興味がある。男優のはにかんだ笑顔のアップは逃さないし、フェラチオもケツ舐めもディスプレイに映るサイズは現物とさほど変わらないリアル感である。しかも照明も抜かりない自然光。これを野外や集団乱交でも確実に決めるべきショットを決めるのだから、驚き。
 どこかの日本の糞ビデオメーカーが提出する延々、2人の男優が昆虫映画の交尾シーンかピストン機械のようにまぐわう映像の単調さと雲泥の違いである。

 昔、
住んでいたアパートから隣の学生のオナニーが覗けて、しばし興奮したがあまりの単調さにじき飽きてしまった。人は見たいものを見たいのであって、記録をあとで確認したいわけではない。映像はその究極で、見たいときに、アナルを亀頭を射精を適切に余さず観衆の興奮も計算に入れながら見せてくれるのがよいポルノの条件なのだ。

 なんてことをアカデミー賞監督の作品をつかまえて町田は地味に考えておったのでありました。
 いい映画です。まだしばらくはレートショーなどでも公開されてると思うので、興味のある方は劇場へどうぞ。なお、名作『
MILK』にはジェームズ君の全裸水泳シーンがあります。未見の方は是非ご覧を。

映画『127時間』ジェームズ・フランコ特別インタビュー (YOUTUBE)
映画『127時間』アーロン・ラルストンインタビュー映像 (YOUTUBE)
*原作者イケメンです。
カテゴリ:ikemenselect | 03:01 | comments(3) | trackbacks(0) | -
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コメント
>「いいポルノの基本は接写だ」
すごーくうなずけるものがあります。サオやカラミが見えてりゃいいってもんじゃないんですよね。
スポユニフェチからすると、ユニフォームものと言っておきながら「そこで(ユニフォームを)脱がすか!」とご不満爆発の何度あったことか…絶対絵コンテ作ってないっしょ?と思うんですよ。
でもその根本には、故景山民夫氏が「映画を作る側があまりに世間を知らなさすぎる」と、20年近く前に指摘したことと同じ問題があるんでしょうね。
ノンケポルノ界みたいに横の交流が一切ない世界ですし。
| 半蔵門和己@劇団半端者。 | 2011/08/06 10:32 AM |
違った意味に取れそうなので、一部訂正します。
誤)ノンケポルノ界みたいに横の交流が一切ない世界ですし。
正)ノンケポルノ界のような、ファンによる表彰だとか制作者同士の交流が一切ない世界ですし。

失礼しました。
| 半蔵門和己@劇団半端者。 | 2011/08/06 10:37 AM |
コメありがとうございました。
 低予算で作ってるからというのがたぶん最大の理由だけど、やっぱまだ意識が低いんだと思います。日本のゲイビデオ市場の最大手wだって下手くそだもん。素人の趣味の延長でなんか文句あるかという甘えが制作側にある。
一方
>ノンケポルノ界のような、ファンによる表彰だとか制作者同士の交流が一切ない

何度か触れてますけどアメリカのゲイポルノアワードのようなものがあれば違ってくるかもしれませんね。マンガ大賞ゲイポルノ版とか。
 でも、現状日本でやっても大手3,4社で持ち回りになりそうなことと、モデルの人権が過度に侵害される可能性があるので望み薄。
 ただつくり手にもっといいものを作ろうという自覚はやっぱりほしいものです。
| machida_syuji(管理人) | 2011/08/06 12:59 PM |
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