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「明日も太陽は上るし、明日住宅ローンが増えることもない。」2019年は同性婚の転換点?

douseikon2019 私事、イライラすることとヾ(*`Д´)ノ、くそ忙しいこと(-_-;)が寒波を縫ってやってきて、大変足先が冷えてしょうがないので、少し心温まることを考えてみようかと思います。 

 

 例の化石親父、平沢勝栄の妄言とかで、心がピクリとも動かなくなったのだけど、鈍感はいけませんね。そういう鈍感さに慣らされた挙句、麻生の暴言暴挙の数々を「麻生節」などと、北島節と間違うような糞コピーで新聞が流布し、「まあまあ、麻生さんが言ってるんだから本気じゃないんじゃね?」などと、気分を醸成し、結果おっさんと老人の害悪を存命させる、ほんと、日本はこればっかり!

ヾ(*`Д´)ノ

 あのあたりの老害どもには、「その一言で政治家失格、引退ください」って何度も何度も性懲りなく突きつけるべきかと思います。だから杉田水脈がつけあがる。

 さて、8日のモーニングクロスは、消費税、外国人、同性婚のオピニオン3連発で大変面白かったのです。多分、明日まではネットで見られますのでご興味ある方はぜひ。

 で、その中で弁護士の清原博さんが「同性婚」違憲訴訟について語ったので、記録がてらご紹介したいと思います。

「同性婚」違憲訴訟 結婚の自由を求めて提訴する2人が、婚姻届を市役所へ提出

年明け間もない1月4日の午後6時前。男性2人が川越市役所に入った。

  手には茶色い紙を持つ。婚姻届だ。  古積健さん(44)と相場謙治さん(40)。2008年に友人の紹介で出会い、付き合って10年余り。  同性が好きだ、というだけで異性カップルと愛情は何ら変わりない。結婚したい、と思う気持ちも同じ。(ハフポス)

 私個人の結婚観から言えば、「結婚なんてくだらない制度やめちまえ」と思ってますので、わざわざ同性婚させろという気持ちにはなれないのだけど、国が結婚制度を廃止してくれないのだから仕方がない。(具体的には緩いパートナー制にして、子供や介護老人がいる世帯に税金を重点配分せよ!と思ってます。打倒!配偶者控除!)

 で、このことについての清原氏のトークをどうぞ。

 

 douseikon02清原:法律の問題を議論する前に、まずね、このコメントを皆さん知ってほしいわけですよ。(←)まあ、平沢さん、衆議院の方ですけども、今月3日山梨の集会で「この人、つまり LGBT たちばかりなったら国は潰れちゃうんですよ」と、まあこの部分だけ取りますとほんとに平沢さんものすごいこと言ったなって感じだと思うんですけれども、平沢さんとしては別段、こういった方々の存在を否定するとは全くないとおっしゃってますが、ただ政治家がこの発言「国は潰れちゃうんですよ」とそこだけがね、聞いた時に多くの方がね、やっぱり同性婚とか同性カップルに対する偏見とかそういったものを助長する効果があることも間違いないと思うんですね。(堀さんが稲田朋美らをあげて一応自民党をフォロー)

 まあ、今パートナーシップなどというものがありますけど、やはりね、今日お話ししたいのはもう一歩進んで、同性婚を法律で、或いは憲法で許容してしまおうじゃないかという話ですね。

(堀:今の状況は違憲?)

 今の状況はこの憲法の条文が障害になってるって言われてるんですね日本国憲法24条「両性の合意のみで成立する」…両性のみ、そこだけを強調すればこういう解釈になると思いま す。
duseikon3_2019

 2つの見解がありましてね、「両性のみ」の合意で結婚できる、だと男性・女性のみ、つまり異性婚だけを憲法は許容している、同性婚は禁止というわけですね。
 だけども 、そうじゃなくて、両性ってあんまり意味なくて、「合意のみ」で成立する、実はですね、GHQが日本国憲法考えた時にですね、当時は男女の合意だけじ ゃなくて父親の同意も得なければ結構できなかった。これはね、GHQから見たおかしいじゃないか、当事者が結婚したいということならそれでいいじゃないか ということで24条を設けた、というその経緯を考えるならば、この「のみ」というのはね、両性のみじゃなくて、「両当事者の合意のみ」で結婚できるんですよと理解すべきですよね。すると憲法24条はなにも同性婚を禁止していないわけです。
 実際そういう解釈した国がありましてそれがスペイン なんですね。スペインがまさに同じように結婚というのは男女同等な立場なんですよ、と憲法で言っていて、男女という言葉使っ てたけども決してそれは同性婚を否定するものじゃなくて、陽は男女は結婚において同等の権利だと言ってるわけだから憲法は同性婚を否定してない、だからスペイン民法は同性婚を合法化したということなんですね。
 だから日本もできるわけで、だとしたらね、今年訴訟、起きます。日本の最高裁はなんて言うのか、(年内に)最高裁まで行くかはわからないですけどね、でも日本の地裁は何というのか本当に注目ですね。
(堀さん:河合さんいかがですか)
河合薫:これね、「明日も太陽は昇るし、明日住宅ローンが 増えることもない」って、これ、ニュージーランドで2013年にこの法 律が成立した時に、モーリス・ウィリアムソンって方がおっしゃった名スピーチの一文なんですけど、「あなたたちは一体何を心配してるんだと、愛する二人が一緒になろうと言ってるだけですよ。心配するようなこ とは何も起こりません」っていうことを言ったことなんですね。
(堀さん:どうしてもな にかの誰かが奪われるんじゃないかというようなことから批判の声 が上がったりするんじゃないかと思うんですが、そうじゃないんだと)
河合薫:私たちのことを好きになってもらおうとは思わない、でも何も変わらないんですよ、皆さんの生活は、ということなんです。

■日本の同性婚議論 NZ元議員がゲイの英雄になった理由(ニュースJapan)

 河合薫さんが紹介したスピーチ、知りませんでしたが、すごく勇気づけられる。

嫌なことがあった人はぜひ見てほしい。(記事末)

 ほんと、同性婚に反対する人って、しょうもないんだよね。

私も特に賛成してないよ。ぜひとも推進なんて思ってない。それでも、そういう制度があれば若い世代が迷ったときあるといいよね、と思うからあったらいいなって思ってる。だから、何も変わらないけどそういう制度的柔軟性を社会においておくのは大人の義務だと私は思うのです。

 反対する人がなんで反対するのか、それがほんとにわからない。「家族を壊す」とかたわけたことを言ってる輩が多いが、むしろ家族を強化しようっていう法律ですよ。すでに壊れた家族を金でつなぎ止めてる老害政治家に言われたくない。

モーリスウィリアムソン議員のスピーチを簡約から抜粋する。

 大半の反対意見は、一般の人、この法案が通ることで起こってしまうかもしれないことを心配している人たちです。そういった心配や考慮を私は尊重しています。
 彼らは自分たちの家族などに降りかかるかもしれない「何か」を心配しているんです。

 繰り返し言わせてください。
 今、私たちがやろうとしていることは「愛し合う二人に結婚を認めよう」としているだけです。たっだそれだけです。
 外国に核戦争をしかけているわけではありません。農業を壊滅させるウイルスをバラ蒔こうとしているわけでもありません。

 私には「愛し合うカップルを結婚させてあげる」という法案の何が間違ったことなのかわかりません。もちろん自分とは違う人を好きになれないのはわかります。それはかまいません。でも、なぜ反対する人がいるのかわかりません。

 この法案に反対する人に言っておきます。

 この法案が採決されたからと言って太陽は明日も昇ります。ティーンエイジャーの娘はそれでも、知った顔をして何でも反抗してきます。あなたの住宅ローンは増えたりしません。皮膚病にかかったり、布団の中にヒキガエルが現れたりしません。この法案が採決されても、世界は何ごともなかったかのように回り続けます。

 だから、この法案で大騒ぎするのは止めましょう。この法案が通ることは、影響がある人に取っては素晴らしいものです。でも、そうでない人に取っては人生は何も変わったりしません。

 この文章を読むだけで気持ちが少し落ち着くような気すらする。

実際日本で、2019年同性婚問題がどう転ぶかはわからないけれど、何かのはずみでとんとんとんと動く可能性は大ありですね。

反対してる人がいたら言ってやりましょう。

「同性婚が合法化して、あなたの生活の何が変わりますか?何も変わりません。なのになんであなたはそんなに苛立っているの?」と。

 注目していきましょう。

 

 

追伸)スピーチ動画、ほんと全部見てほしい。痛快以外の何物でもないわ。日本で誰かこういうスピーチしてくれや!

ほんとクズしかいないわ、うちの国の議員は。( ;∀;)

 

モーリスウィリアムソン議員のスピーチ(youtube)

 

おまけ

カテゴリ:gay society | 22:25 | comments(1) | trackbacks(0) | -
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コメント
清原さん、淫行シリーズに出ても不思議じゃないくらいの筋肉マッチョだということが判明!
ゲイ?かも。
| machida_syuji(管理人) | 2019/01/11 9:23 PM |
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